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キャンプ初心者必見!トライポットの基本と使い方

キャンプ トライポット
2024/12/18
キャンプ初心者必見!トライポットの基本と使い方

皆さんはキャンプをする際、どのようなアイテムを使っていますか?


キャンプ用品の1つ、「トライポッド」は料理だけでなく様々な使い方ができる便利なアイテムなんです。


今回は、トライポッドについてキャンプ初心者の方にもわかるように解説していきます


キャンプするなら持っておきたい!トライポットとは?

引用:キャンプのダイニングスペース - No: 4962488|写真素材なら「写真AC」(photo-ac.com)



トライポットは、三脚のような形をした鉄製のポットで、キャンプなどのアウトドアで料理をする時に非常に便利な道具です。ダッチオーブンやケトルをはじめ、さまざまな調理器具の使用が可能で、アイデア次第でキャンプをより快適にすることができます。


トライポッドはシンプルな構造をしており、設営や撤去が簡単です。

不安定な場所にもしっかり設置できるので、きっとキャンプで重宝するでしょう。


キャンプにおけるトライポットのメリットは?


トライポッドがキャンプで便利な事は前項で説明しました。

では、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。

ここでは、キャンプ時におけるトライポッドのメリットについて説明します。


トライアングル構造なので足場が悪くても安定性がある


焚火で調理をしようと思った時、地面がガタガタしているなど足場が悪いと焚き火台だけでは鍋が置きにくかったり、鍋が倒れやすいことがあります。

トライポッドは基本的に3本の脚で構成するトライアングル構造で、その中心にフックや吊り下げるための装置が付いているので、安定感が抜群です。重い鍋などの調理器具を吊り下げてもぐらつきにくいです。


そのため、トライポッドは河原や石・岩が多い不安定な地面でも使える点が嬉しいポイントでしょう。


調整可能なチェーンやフックで火力の調整がしやすい


トライポッドはフックのついたチェーンの長さを変えるだけで火と鍋の距離を変えることができるので、火力の調整がしやすい、というメリットがあります。


吊り下げる高さを調整することで、火の強さや温度を簡単にコントロールできるので、強火でお湯を沸かしたり、弱火でじっくり煮込んだり、焚き火調理で細かい火力の調整が叶うのが魅力です。


また、トライポッドは焚き火の上に「吊るす」ためのものなので、炭や薪を出し入れしやすいのもポイントです。そのため、簡単に火力調節ができ、重たい鍋を移動させずに済むのはトライポッドだからこそのメリットでしょう。


ランタンなどの小物を吊り下げることもできる


焚火での調理以外でも、火を使わないシーンで活躍してくれるところがトライポッドのメリットです。


例えば、ランタンなどの小物を吊るしたり、水を入れた袋を吊るして簡易的な手洗い場を作ったり、虫除け用の線香を吊るすなど、様々な使い方ができます。


トライポッドを使いこなすとおしゃれ度が高まり、キャンプがより楽しくなるでしょう。


コンパクト


大人数でのキャンプ飯を作る時には、2口や3口の大型コンロが必要になることもあります。しかし、それでは荷物が多くなったり、調理スペースの確保など色々大変です。


その点、トライポットはコンパクトに持ち運べるうえに、焚火に設置するだけで使えるので、広いスペースを取りません。


フックに吊るしておくだけで調理できるので、お手軽料理に持ってこいです。


トライポットの選び方


一見、どれも同じように見えるトライポッドですが、実は製品一つ一つに違いがあります。

ここでは、トライポッドを選ぶときに重視したいチェックポイントを5つご紹介します。

快適なキャンプライフのためにも、ぜひ自分に合ったトライポットを選ぶ参考にしてみてください。


①組み立てやすさ


トライポッドの組み立てには「ネジ式」と「開閉式」の2種類があります。双方にメリットとデメリットがあるので、使うシーンを想像しながら検討してみましょう。

以下にネジ式と開閉式のそれぞれのトライポッドのメリット・デメリットをまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。


組立方法

メリット

デメリット

ネジ式

・脚の長さを細かく調整できる

・コンパクトに収納できる

・組み立てに時間がかかる

開閉式

・組み立てが簡単

・脚の長さの調整ができない

・収納が場所をとる


②安定感


安定感のあるトライポッドをお探しの方は、脚の数が4本あるクアトロポッドや、ある程度(3kg程)重量感があるトライポッドを選ぶと良いでしょう。

トライポッドの素材がアルミ製のものは軽量で運びやすいですが、耐久性が劣るものもあります。鉄製やステンレス製のものは耐久性・安定感は高いですが、重いので身軽にキャンプしたい方には不向きです。

以下に、素材別のトライポッドのメリット・デメリットをまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。


素材

メリット

デメリット

アルミ製

・軽くて持ち運びやすい

・華奢で耐久性や安定感が劣る

鉄製

ステンレス製

・耐久性

・安定感は高い

・重い

③持ち運びのしやすさ


トライポッドの材質はアルミ製の軽量なものから、鉄製の重厚感があるものまで様々です。大きくて重い製品はしっかりしたつくりのものが多いですが、持ち運びしにくいというデメリットもあります。


トライポッドが重すぎると持ち運びが面倒になってしまう可能性もあるので、初めて購入する人はなるべく軽めのものを選ぶと良いでしょう。専用ケースが付いたものならコンパクトに収納でき、移動も楽です。


④耐荷重


トライポッドの耐荷重は5〜40kgと、大きな差があります。

ケトルなど軽い調理器具を使う際はあまり問題ありませんが、ダッチオーブンのような重い鍋を吊るすなら、耐荷重をしっかり確認する必要があります。

耐荷重以上重さの鍋の使用は、トライポッドの破損や転倒につながります。危険を伴うので、耐荷重はやや大きめを選ぶのが安心です。自分が使用する鍋の中でいちばん重いものを満水にした時の重さを確認してみてください。


⑤チェーン調節のしやすさ


トライポッドのチェーンは、両端がフックになっているものが多いです。

チェーンのフックの位置を変えることで鍋などを吊るす高さを調節できますが、このフックの調節はやや面倒なところがあります。


ピンやストッパーで簡単に高さを固定できるトライポットもあるので、チェックしてみましょう。


トライポットの使い方

引用:ケトルの水を焚き火で沸かす - No: 4962483|写真素材なら「写真AC」(photo-ac.com)

トライポッドは料理だけでなく、様々な使い方ができます。

ここでは、キャンプの際にできるトライポッドのおすすめの使い方を紹介します。


料理


トライポッドは焚き火を使った料理や、鍋料理などをする時に使えます。

煮込み料理はもちろん、肉や魚を吊るしてワイルドに丸焼きにしてもいいですね。


また、田舎鍋などを吊るして汁物に挑戦することもできます。

火の調節がしやすいので、飯ごうでご飯を炊くのにも便利です。


また、遠火で使用しているときは下にスペースが空くため、焚き火に焼き網をセットすれば、同時にバーベキューも楽しむことができます。


近火と遠火で異なる料理を同時に調理できるのは、トライポッドならではの魅力でしょう。


トライポッドを使って色んな料理に挑戦してみてはいかがでしょうか。


ケトル


ケトルでお湯を沸かすときも、トライポッドを使えばキャンプの雰囲気を楽しめます。


もちろん焼き網のうえにケトルを置けばお湯は沸かせますが、トライポッドがあるならぜひ使ってみましょう。


実用重視ではないお湯の沸かし方で、ゆったりとしたリラックスタイムにぴったりです


また、トライポッドにケトルを下げて保温しておけば、いつでもお湯を使いたいときに使えるのがメリットです。


ただし、ケトルは焚き火対応のものでないと、破損や事故につながるので注意しましょう。


虫よけ線香置き


トライポッドのフックに蚊取り線香を吊るせば、広範囲に煙をいきわたらせることができます。


特に夏場のキャンプなど、虫が気になる季節には便利です。


蚊取り線香用のスタンドを持つ必要がなくなるので、荷物を減らすメリットもあります。


インテリア


トライポッドは調理器具だけでなく、ランタンなどの照明道具を吊るすこともできます


トライポッドの耐荷重によっては、重さのあるオイルランタンやガスランタンなども吊るすことが可能です。


吊るす高さで照らせる範囲を変えられるのも、トライポッドのメリットでしょう。


トライポットでキャンプを快適に!

 

キャンプで使えるトライポッドは、メリットや色々な使い方があります。

トライポッドは焚き火での調理を簡単にするだけでなく、ランタンを吊るしてオシャレに使用することもできる、便利なキャンプ用アイテムです。


自分の好みに合わせたトライポッドを選び、ぜひ快適なキャンプライフを過ごしてください。

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