キャンプで使えるミニテーブルってどんなもの?メリットや選び方を紹介
ソロキャンプやツーリングキャンプ、デイキャンプで食事の際に活躍するミニテーブル。
食事以外でもキャンプ道具やコーヒーを置くのに便利なキャンプ道具です。
近年、多くのキャンプ道具のブランドから様々なモデルが販売されていますが、持ち運びのしやすさや素材などに違いがあり、どれを選べばいいのか分からず悩む方も多いと思います。
今回は、キャンプ用のミニテーブルについて、メリットや選び方などを解説していきます。
キャンプ用にミニテーブルの購入を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
キャンプ用ミニテーブルとは?
ミニテーブルとは使い勝手のよい小さなテーブルのことです。
キャンプに持って行ったり、映画鑑賞のお供にしたり、観葉植物を置いたり、たいへん便利に使用できます。
キャンプだと「メインのテーブルがあればミニテーブルはいらない」と考える方も多いかもしれませんが、ちょっとした荷物を置いたり、テント内で使用できる小さいテーブルがあると何かと重宝できます。
キャンプ用ミニテーブルのメリット
ここでは、キャンプ用ミニテーブルのメリットについて紹介します。
具体的には以下のことが挙げられます。
・軽い
・色んな用途に使える
・簡単に移動できる
・インテリアにも
それぞれを詳しく見ていきましょう。
軽い
キャンプ用ミニテーブルのメリットは何と言っても軽さでしょう。
テーブル自体はキャンプ道具の中でも大きい部類に入りますが、ミニテーブルはコンパクトで軽量な物が多いです。
また、キャンプ用ミニテーブルの中には重要が100gを切る超軽量のものもあるのだとか。
そういったテーブルはソロキャンプだけでなく登山でも重宝するため、 サブのテーブルとして持っておくのもいいでしょう。
色んな用途に使える
キャンプ用ミニテーブルは自然の中で飲食を楽しんだり、調理台として使ったりと、何かと便利に使用できます。
凸凹の地面に物を直置きするよりも、自然の中のリビングを作ってソロキャンプを充実させられる存在です。
ちょっとした物を置くときにあると便利な存在になるでしょう。
簡単に移動できる
キャンプ用ミニテーブルは軽量なものがおおいため、持ち運びが便利で運搬性もよいです。
特に全て1人で運搬や設置をしなければならないソロキャンプでは、持ち運びも楽にできるでしょう。
インテリアにも
キャンプ用ミニテーブルはキャンプ用ではありますが、お部屋のインテリアにも使用できます。
小さいので場所を選ばず、ちょっとしたすきまスペースで活躍することも。
例えば、ベッドサイドにミニテーブルを置くだけで、インテリア映えできます。
ランプやスピーカー、目覚まし時計など、ベッドサイドに必要なものをまとめられるのがいいですね!
折り畳み式ならもっと便利で、背の低いローテーブルだと子供が座った時にちょうどいい高さになります。
子供部屋にもぴったりです。
キャンプ用ミニテーブルのデメリット
ここでは、キャンプ用ミニテーブルのデメリットについて紹介します。
具体的には以下のことが挙げられます。
・チェアが椅子の下に入らない
・体格によっては窮屈
・調理しにくい
それぞれを詳しく見ていきましょう。
チェアが椅子の下に入らない
キャンプ用ミニテーブルは基本ロースタイルのものが多いです。
なので、チェアの高さによっては椅子がテーブルの下に入りません。
そのため、足をテーブルの下に入れることができないため、テーブルと距離が出来てしまう場合があります。
体格によっては窮屈
体が大きめの人だと、キャンプ用ミニテーブルで食事をする場合は窮屈に感じてしまう人もいます。
天板の大きさや高さを考えてみるといいですね。
調理しにくい
ロースタイルのものが多いキャンプ用ミニテーブルは、調理をする場合は前かがみで作業をしなければならない事態になるかもしれません。
そのため、キャンプご飯を調理するときは少々不便です。
キャンプ用ミニテーブルの選び方
ここでは、キャンプ用にミニテーブルを購入する際に気を付けたいポイントや選び方について紹介します。
具体的には以下の通りです。
・組み立てやすさ
・素材
・天板のサイズ
・安定性
・安全性
それぞれを詳しく見ていきましょう。
組み立てやすさ
キャンプ用の道具は、何よりも設営方法(組み立てやすさ)が大切です。
キャンプ用ミニテーブルでも、折りたたみ式や組み立て式など、様々な組立方法があります。
単体で展開できる折りたたみ式のミニテーブルは、脚部と天板が一体型の構造なので、パーツを取り付ける手間を省けます。
また、パーツが分かれている組み立て式のテーブルと比べて、折りたたみ式のテーブルは力やコツが必要ないので、誰でも簡単に設営が可能です。
折りたたみ式ほどではないものの、組み立て式のテーブルでも収束型フレームであれば、ある程度スムーズに設営できるでしょう。
脚部とフレームが一体型なので、脚部を広げればフレームも同時に展開でき、天板を載せれば完成するため、そのほかの組み立て式よりも設営に時間がかかりません。
キャンプにおける設営や片付けは、最も負担が大きい作業になります。
キャンプでの負担を少しでも減らすためにも、設営がしやすいミニテーブルを選ぶことが大切です。
素材
キャンプ用ミニテーブルは、主にアルミ製・スチール製・天然素材(木や竹)・プラスチック製の4種類の素材があります。
それぞれの素材と重さや耐熱性などを比較したのが以下の表です。
素材 |
アルミ |
スチール |
木製・竹製 |
プラスチック |
重量 |
〇 |
✕ |
△ |
◎ |
軽い |
とても重い |
重い |
とても軽い |
|
耐熱性 |
〇 |
◎ |
✕ |
✕ |
ある |
とてもある |
ない |
ない |
|
防錆性 |
〇 |
✕ |
◎ |
◎ |
ある |
ない |
錆びない |
錆びない |
アルミ製のミニテーブルは、ソロキャンプやツーリングキャンプに使用するのに向いています。
アルミ製のテーブルは脚部だけでなく天板を折りたためるものが多く、収納時に場所をとらないことが魅力です。また、折りたたみ方の種類も豊富で、様々な形状のテーブルがあるため、自分の好みに合わせて選べます。
軽量で比較的コンパクトなモデルが多く、ツーリングキャンプや徒歩キャンプなどの屋外で使用するのに向いている素材です。
スチール製のミニテーブルは、焚き火を楽しみたい人にとっては非常に便利です。
耐熱性が高いため焚き火の近くで使用でき、火にかけて五徳として調理に使用できるものもあります。
しかし、スチール製は持ち運びに向きません。
スチール製のテーブルは天板を折りたためないモデルが多く、収納サイズが大きい点がデメリット。
また、重量も1.5kg以上あるものが多いため、安定感はあるものの持ち運ぶ際は負担になるでしょう。
加えて、長時間濡れたまま放置すると錆びる可能性が高いため、使用後は必ず乾かす必要があります。
とはいえ耐熱性が高く、安定して使用できるため、焚き火を囲んでのアウトドア料理や、焚き火でゆったりとくつろぐためにおすすめのテーブルです。
キャンプだけではなく、お部屋のインテリアにも使いたいのであれば、木製や竹製のミニテーブルがおすすめです。
天然素材のものは、ナチュラルな見た目がキャンプサイトや室内インテリアに馴染みます。
素材によっては使い込んでいくうちに風合いが増していくのを楽しめるのも好ポイントです。
しかし、天然素材のテーブルは持ち運びにくいことがデメリット。天板を折りたためないモデルが多く、収納サイズが大きいうえに重いので、持ち運ぶ際には負担になるでしょう。
また、耐熱性が低いので、調理後のクッカーを直接置くと天板が焦げることがあります。
また、錆びることはないものの、濡れたまま放置するとカビが生える可能性があるので、手入れには注意が必要です。
天然素材を使用したミニテーブルは、キャンプサイトの見た目を重視したい人や、インテリアとして使用したい人におすすめです。
プラスチック製のテーブルは持ち運びに向いています。
素材の中でも軽量でコンパクトなので、どこへでも気軽に持ち出せるでしょう。
また、機能性にも優れており、カップホルダーがついているものが多く、飲み物を置くのにも便利です。
プラスチック製のテーブルは錆びることがないので、水で丸洗いできることもメリット。しかし耐熱性はないため、火器を使用するキャンプなどには向かない点に注意が必要です。
また、金属製・木製より値段が安いのもポイント。
ピクニックやスポーツ観戦で使用するテーブルを探していて、できる限りコストを抑えたい人にはおすすめの素材と言えるでしょう。
それぞれの素材に特性があるため、自分のキャンプスタイルに合わせて選びましょう。
天板のサイズ
キャンプ用ミニテーブルの天板のサイズも選ぶ時の目安になります。
ソロキャンプで使用するテーブルは、天板の幅が30~60cm程度のものが適しています。
天板が広いテーブルほど快適に使える反面、運搬しにくくなる点に注意しましょう。
また、天板が折りたためるかどうかもチェックしましょう。
折りたためるテーブルのなかにも、ロールトップのタイプや2つ折りのタイプなど、いくつか種類があります。
キャンプ用ミニテーブルの運搬のしやすさと快適性のバランスが自分のスタイルに合っているかどうかは、非常に重要なポイントです。
安定性
キャンプ用テーブルを選ぶ際にチェックしたい箇所の1つが脚部。
キャンプで料理をするとしたら、ミニテーブルにキャンプ料理を置きますよね。
安定性がないと調理後の熱い料理が転落し、やけどをする危険性があります。
脚先の形はテーブルの安定性に大きく関わる要素です。
一般的なテーブルは4つの脚部で地面に立っていますが、コの字型の脚先は2つの辺が地面に接しているため、一段と安定性があります。
更に、安定性が高い脚部がコの字型のテーブルがベストです。
安全性
キャンプ用ミニテーブルの安全性も選ぶ時の目安になります。
ミニテーブルには使用中に脚部が折りたたまれるリスクがあるものが存在します。
脚部が八の字型の折りたたみミニテーブルのなかでも、脚部のロック機能がないものは不整地で横から力が加わると、脚部が内側に折りたたまれて倒れる可能性があるでしょう。
調理直後の料理が転落した際は、やけどなどの危険性があるため、脚部が折りたたまれないよう注意が必要です。
ミニテーブルの脚部にロック機能があれば、横から力を加えられても内側に折りたたまれません。
脚を折りたたむ際に、レバーやボタンを一緒に押す必要があるものなら、倒れるリスクを減らしてキャンプを楽しめます。
収束型の脚部は、脚部のロック機能がなくても脚部が折りたたまれない傾向があったため、購入する際は脚部の構造やロック機能があるかを確認しましょう。
キャンプ用ミニテーブルを自作する方法
気に入ったテーブルが見つからない…そんな方は、自作に挑戦してみるのはいかがでしょうか。
最近はDIYの経験がない方でも100均アイテムを使ったりホームセンターで材料を揃えたりなど、気軽に作る方法がたくさんあります。
「できるだけ安く作りたい!」という場合は、材料を100均で購入しましょう。
さらに本格的なテーブルを自作したい場合は、素材選びや機能性などにもこだわってみましょう。
きっと長く愛用できる、お気に入りの一品が手に入ります。
キャンプ用ミニテーブルでキャンプを快適にしよう
今回の記事では、キャンプ用のミニテーブルについて、メリットや選び方などを解説しましたが、いかがでしたか?
キャンプ用のミニテーブルはキャンプで使わないときでもインテリアとして活用できるので、1つ持っておいても損は無いです。
どのようなスタイルのキャンプであれ、テーブルは必須。
サイズや重量はもちろん、組み立てや収納の方法などもよく比較して、自分のスタイルにマッチしたモデルを選びましょう。
ここまでお読みいただきありがとうございました。